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2012年1月03日 20時41分

想いを共有する必要性

 昨晩は高校時代の同級会を開催した。
例年恒例となっていたが、この度の震災もあり、
こじんまりと、いつものメンツ9名ほどで集まった。
高校時代同じ科で3年間40名同じクラス、
卒業後もお互い仕事での付き合いも深い仲間。

この日は津波水位1.2mから復活した、お鮨屋さんでゆっくりと。

話題はどうしても震災時の津波被害になっていく。
自分の家族を失った友人。
被災時から役所に缶詰状態で緊急対応に追われつつ、
近所の方々の遺体を見てきた友人。

皆、故郷の風景(コミュニティ)が無くなったと嘆く。

まさに、津波の最先端で苦悩したサバイバル状況を
改めて聞くに及び、被災環境での心情の差異を感じた。

私自身、解っていると思っていた被災者心情は
はるかに遠く深く暗く思えた。
思えば高校卒業後の30年と言う時間を
共有してきた仲間だから露呈することができる心情。
被災者の心の奥には大きな傷があったのだ。

すすまない復興に苛立ちつつも、被害の大きさを
理解する技術者達。
これからどうなる?どうする?議論百出、会話は止まらない。
結果、技術者としてやることを精一杯やると、固く誓う。
同級生はいいものだ✩

年末には中学の同級生が帰郷し、互いに語り合った。
ひとと話す✩そんな機会が多くある。
被災状況が落ち着きある今だからこそ、
過去、未来への想いを話し合い、共有する事が必要だと思う。

記事 会長 伊藤


 
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