2012年3月11日 8時38分
3月11日を迎えて
「あれから一年」と短いフレーズでは語り尽くせないほどの大きな被災を受けた石巻。現在は泥やがれきの撤去もすすみ綺麗なまちとなりました。全壊半壊の家屋撤去も進む石巻ですが、被災者は未だ報道映像を直視できない等、フラッシュバックに悩まされる現実も報告されています。さて、被災当初からここ石巻には全国・世界中からボランティアが集結し、寝食を忘れて被災者の緊急支援に取り組んでいただきました。そして、それは1年を経過して仮設住宅支援、復興支援へと変遷してきていきます。
過去現在未来へと続く「絆」に深く感謝し、ボランティア活動に参加いただいた方々に厚く御礼を申し上げます。
そして、石巻市災害ボランティアセンターから派生した当協議会の設立から今に至るまで、文字通り沢山の方々のご指導とご支援を賜りました。石巻市社会福祉協議会の皆様はじめ、石巻市災害対策本部、石巻専修大学、NPO・NGOの関係各位には組織を超えて、目的（被災者支援）を同じくし協働し活動できたことで大きな成果と感動をも共有する事ができました。
ここに各位に対し感謝の意を表し、厚くお礼を申し上げます。
これからも、みなさまの支援の気持ちを「かたち」にそして、「現実」にするための活動を続けてまいります。
復興はモノの再現ではなく、市民が主役の新しいまちづくりだと思います。
なにより、被災者の生活が充実したものになるように、具体的に考え行動する団体として、活動してまいります。
むすびに・・
これまで当協議会が大切にしてきた「つながる」「連携する」「実践第一主義」は登録団体各位の望むバリューでもあります。ヒトとヒト、被災地と企業などをつなぎ、たくさんの方々と連携しての相乗効果高いの実践支援は「石巻モデル」の真骨頂です。被災地での支援をご検討中の企業、団体の方々におかれましては、是非、石巻災害復興支援協議会の多くの団体と共に活動して頂きますようお願い申し上げます。
末筆ですが、皆様のご健勝とご多幸を祈念しております。
一般社団法人 石巻災害復興支援協議会 会長 伊藤秀樹