2012年1月04日 13時18分
ＮＰＯ法人オン・ザ・ロード ～石巻元気だより～
今回は、ＮＰＯ法人オン・ザ・ロードの活動紹介をいたします。NPO法人オン・ザ・ロードは、
世界中でなんらかの理由により学校に行けない子どもたちのために
無料の学校を作り、併設するゲストハウスの収入から学校の
運営おこなう非営利活動法人です。
また2011年3月の東日本大震災を受け、宮城県石巻市をかわきりに、
牡鹿郡女川町や福島市で復興支援活動を行っている団体。
オン・ザ・ロードでは現在、
フリーペーパー“石巻元気だより”を発行しています。
編集長である岩田昇太さんにお話を聞きました。
高校卒業後、茨城県で9年間勤めた会社を辞め
沖縄県で、農業の勉強をしながらヨガの先生をしていたが
東日本大震災が起き、4月にＮＰＯ法人オン・ザ・ロードの
ボランティアリーダーとして石巻に来ました。
ＮＰＯ法人オン・ザ・ロード
“ 石巻元気だより”編集長 岩田昇太さん
石巻に来た当初は、渡波地区の瓦礫出しや泥かきなどを
中心としたボランティア活動をしていました。
3、4ヶ月続けていると、次第に作業は落ち着き始め
その頃から岩田さんは“石巻の人たちに明るい話題を届けたい”と
思い始め、地元の人へ身近で起きている出来事や明るい話題をまとめた
フリーペーパーを創刊。
当初の“石巻だより”編集部メンバーは岩田さん、ただ一人。
編集も取材も未経験。
それでも「地元の人に明るい話題を届ける」一心で
オン・ザ・ロードのメンバーの協力のもと発足から
たった1週間ほどで第1号“石巻元気だより”を創刊。
現在第6号まで出版されており、
今後も1ヶ月に1回発行していきたいと話していました。
第1号から第4号まではオン・ザ・ロード所属の人と
一緒に制作していましたが、
第5号から協力したいという地元の人と制作しています。
フリーペーパー“石巻元気だより
未経験でフリーペーパーをつくるにあたって、
苦労したことはありますか？という質問に岩田さんは、
「苦労はあまりしていない。
フリーペーパーを継続していくことの方が大変です。
日々、ネタを求めて摸索中ですよ！」と話されました。
活動を続けてきて、嬉しかったことはなんですか？
「一番嬉しかったことは、フリーペーパーを置いて下さい！
と言ってもらえること。
“石巻元気だより”が地元の人に認知されてきたんだ…と実感できるから」
今後どのようなことをしていきたいですか？
「県外の人と地元の人の意見を融合させて
今までにない面白いことができたら良い。
そして地元で循環できる経済ができたら良いですよね！
フリーペーパーを通して石巻の魅力を最大限引き出して
伝えていきたい！あと…前職、ヨガの先生もできたら良いな！」
と話して頂きました。
フリーペーパーの取材をする岩田さん
フリーペーパー“石巻元気だより”
お見かけした際は、是非手に取ってみて下さい！
地元の良いところ、再発見できると思います。