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2012年2月11日 11時16分

ピースボート活動紹介 ~畑作りプロジェクト~

今回は、前回紹介した
ピースボートさんの“ホタテの殻回収プロジェクト”に続き、
雄勝町名振で行われている“畑作りプロジェクト”をご紹介します。
引き続き、ピースボートのサザンさんにお話を伺いました。

“畑作り”のきっかけは、小網倉に住む方々からの一声。
漁業支援をしていた際、漁師のお母さん方から
「畑が流された。」「塩害で畑が駄目になってしまった。」
と嘆く声が多く挙がったそうです。
話を聞いたサザンさんは「何とかならないものか…」と考え、
その頃すでに畑再生のボランティアを行っていた
日本財団さんからアドバイスを受けました。
そして、すぐに牡鹿と雄勝の全仮設住宅を調査し、
プロジェクトが始まりました。
畑作りの大変なところは、作業場所が多種多様であること。
車が入っていけないところでだったり、地面がコンクリートだったりと…
毎回色々な問題を一つ一つ解決しながら作っているそうです。

土は矢本町から大型車両ゼトロスで運搬。
現地でたい肥と混ぜ、畑の土が完成です。
 
畑の囲いは、瓦礫を再利用して、なるべくコストを抑え、
その他も住民の方の意見を聞きながら、
植える野菜によって畑の形を変える、
鹿よけネットを取り付ける等の工夫がなされています。
1グループ6・7人で作業し、現在は50ヶ所の畑が蘇っています。
 
“ホタテの殻回収プロジェクト”同様、
冷たい海風が吹きつける場所でのきつい作業。
ボランティアの方々は
「この畑がきっかけになり、外へ出てもらいたい。」
という一心で、今日も畑作りをしています。

この畑で美味しい野菜が育つのが待ち遠しいですね!

 
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